アメリカ子育て日記(大学入学編)

アメリカの学校や教育、大学受験に役立つ情報を発信しています。 カリフォルニア在住。

071319sat_subject_tests_physics


SAT Subject Testsの一つPhysics (物理)はどんなテストなのでしょうか?

うちの子どもは秋からジュニア、いよいよ受験本番です。

PSATは受けたことはありますが、サブジェクトテストはまだ受けたことがないので、今回は8月に受ける予定の"SAT Subject Tests Physics"について調べてみました。


SAT Subject Tests
Physicsはどんなテストなの?

SAT Subject Tests Physicsのテストは、

・高校生が学習するPhysicsの基本的概念をどのくらい理解力してるか。

・物理で行うラボの実験はどんな問題を検証しているのか推論、解決するスキルを持っているか。


を測るテストです。

大学によってはいくつかのサブジェクトテストが必須になっています。


必須になっていない場合も、
理数系の学部 (例えばscienceやtechnology, engineering,math)を受験する学生は、テストを受けることで、自分の成績をアピールできるいいチャンスに、


また文系志望の学生も、専門外でも良い成績を収めることができるとアピールすることができます。



テストの概要


・点数 200-800 

・時間 60分 

・問題 75問(マルチプルチョイス、選択問題)


1問あたりの所要時間は48秒です。


問題の構成は、

基本コンセプトや知識問題 12-20%

シングルコンセプト問題 48-64%

マルチプルコンセプト問題 20-35%


問題を解くためには、基本的な数学(四則演算、代数、三角関数およびグラフ、比率と比率の概念)の知識を必要としています。


注意ポイントは、高校の授業では電卓を使用していますが、テストは電卓の使用は不可、測定値はメートル法を使用している点です。


さらに詳しくテスト内容を知りたい場合は、テストを主催するカレッジボードのサイトから確認できます。



テスト日時・費用


Physicsのサブジェクトテストは8月、10月、12月、5月、6月のみです。


直近は

August 24th, 2019 (申し込みの締め切りは July 26th, 2019)

サブジェクトテストの費用は、

レジストレーションフィー($26)+各サブジェクトテストフィー($18または$26)
(2015年12月10日現在)

それぞれのサブジェクトのテスト代は基本各$18ですが、リスニングのある語学の場合$26になります。

たとえば今回のように「Phisics」だけの場合は、

$26+$18=$44

「リスニングありの日本語」とPhisics」を受ける場合は、

$26+$26$18=$70

となります。テストは同じ日に3科目まで一緒に受験することができます。


テスト対策

まずカレッジボードにあるサンプル問題を解いてみましょう。自分の苦手分野があったら、そこを重点的に問題集を解いてみます。


問題集は

Princeton Review

・Kaplan 

・Barron

などがよく使われています。

またカレッジボードからリンクされているカーンアカデミーのビデオ(内容別に50本くらいあります)で、勉強することもできます。


さてSAT Subject Testsの点数は800点満点ですが、少なくとも650点、エリート校を受ける場合は700点以上、750点以上は取りたいところと言われています。


うちの子どもはサマースクールで「Physics Honor」のクラスを取っているので、その勢いがあるうちにと8月にサブジェクトテストを受ける予定です。


大学は理系志望ではないのですが、サマースクール前期の成績が思わしくなかったので、その挽回もかねて、受けようと言う作戦です。


親できるのは応援するだけですが、とにかく「がんばれ~~!」



062519college rankings_academy-celebrate-celebration-pexels

アメリカの4年制大学は、約2,500校もあるといわれています。

東海岸にあるハーバード大学やイェール大学などのアイビーリーグや西海岸にあるスタンフォード大学、UCLA、UCバークレーなどは日本人でも知っていますが、他にはどんな大学があるのでしょうか?


アメリカ大学ランキングを見ながら、他にどんな大学があるのか調べてみようと思います。


今回は次の2つの大学ランキングを掲載します。


  1. US News & World

  2. Forbes raking


1.US News & World

US News & Worldは毎年「総合大学」、「リベラルアーツ・カレッジ」に分けてランキングを発表しています。

US Newsのランキングは各大学の卒業率やリテンション、SAT・ACTのスコア、合格率、ファイナンシャルエイドなどの16の指標をもとに作成されています。

今回は規模の大きい「総合大学」のランキングのみ掲載しています。


2019年アメリカ大学ランキング (2019 National University Rankings)


大学名

入学者数

1

プリンストン大学

Princeton University (NJ)

5,394

2

ハーバード大学

Harvard University (MA)

6,766

3

コロンビア大学

Columbia University (NY)

6162

4

マサチューセッツ工科大学


Massachusetts Institute of Technology (MA)

4,547

5

シカゴ大学

University of Chicago (IL)

6,264

6

イェール大学

Yale University (CT)

5,746

7

スタンフォード大学

Stanford University (CA)

7,062

8

デューク大学

Duke University (NC)

6,692

9

ペンシルベニア大学

University of Pennsylvania (PA)

10,033

10

ジョンズ・ホプキンス大学

John Hopkins University (MD)

6,109

10

ノースウエスタン大学

Northwestern Universities (IL)

8,278

12

カリフォルニア工科大学

California Institute of Technology (CA)

961

12

ダートマス大学

Dartmouth College (NH)

4,410

14

ブラウン大学

Brown University (RI)

6,988

14

ヴァンダービルト大学

Vanderbilt University (TN)

6,885

16

コーネル大学

Cornell University (NY)

14,907

17

ライス大学

Rice University (TX}

4,001

18

ノートルダム大学

University of Notre Dome Notre (IN)

8,576

19

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)

University of California Los Angeles (CA)

31,002

19

セントルイス・ワシントン大学

Washington University in St. Louis St. Louis, MO

7,675

21

エモリー大学

Emory University Atlanta (GA)

6,937

22

ジョージタウン大学

Georgetown University (Washington, DC)

7,463

22

カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)

University of California Berkeley (CA)

30,574

22

南カリフォルニア大学

University of Southern California (CA)

19,170

25

カーネギーメロン大学

Carnegie Mellon University (PA)

6,896

25

バージニア大学

University of Virginia (VA)

16,655

27

タフツ大学

Tufts University (MA)

5,541

27

ミシガン大学アナーバー校

University of Michigan Ann Arbor (MI)

29,821

27

ウェイクフォレスト大学

Wake Forest University (NC)

5,102

30

ニューヨーク大学

New York University (NY)

26,417

30

カリフォルニア大学サンタバーバラ校

University of California (CA)

22,186

30

ノースウェスタン大学チェペルヒル校

University of North Carolina Chapel Hill (NC)

18,862

33

カリフォルニア大学アーバイン校

University of California Irvine (CA)

29,307


出典:U.S. News 


上位は有名な私立大が多いですね。


あと州立大学の入学者数は、私立大学に比べてかなり多いです。これから先生と生徒の比率や行われている授業にも違いがあると予想されます。


突出すべきは最近人気の上がっているカリフォルニア工科大学の入学者数が1,000人以下という少なさです。


理系の学生にはMITとならんで人気の高いCal Tech (カルテック)が、どんな授業をやっているのか興味がでてきました。




2.Forbes raking

フォーブス誌の「Forbes America’s Top Colleges」ランキングは、合格率やSATテストの点数よりも、卒業生の収入や負債額、卒業率、学業面・キャリア面での功績など卒業生のアウトプットにより焦点をあてて、ランキングを作成しています。


フォーブス 2018年アメリカの大学ランキング
(Forbes America’s Top Colleges 2018 Rankings)


大学名


1

ハーバード大学

Harvard University Massachusetts

2

イェール大学

Yale University Connecticut

3

スタンフォード大学

Stanford University California

4

マサチューセッツ工科大学

Massachusetts Institute of Technology Massachusetts

5

プリンストン大学

Princeton University New Jersey

6

カリフォルニア工科大学

California Institute of Technology California

7

ペンシルベニア大学

University of Pennsylvania Pennsylvania

8

ブラウン大学

Brown University Rhode Island

9

ダートマス大学

Dartmouth College New Hampshire

10

デューク大学

Duke University North Carolina

11

ウィリアムズ大学

Williams College Massachusetts

12

ジョージタウン大学

Georgetown University District of Columbia

13

コーネル大学

Cornell University New York

14

カリフォルニア大学バークレー校

University of California Berkeley California

15

コロンビア大学

Columbia University New York

16

アマースト大学

Amherst College Massachusetts

17

ボウディン大学

Bowdoin College Maine

18

シカゴ大学

University of Chicago Illinois

19

ポモナ大学

Pomona College California

20

ノースウェスタン大学

Northwestern University Illinois

21

ノートルダム大学

University of Notre Dame Indiana

22

ミシガン大学アナーバー校

University of Michigan Ann Arbor Michigan

23

ハーベイ・マッド大学

Harvey Mudd College California

24

スワースモア大学

Swarthmore College Pennsylvania

25

ジョンズ・ホプキンス大学

Johns Hopkins University Maryland

26

クレアモント・マケナ大学

Claremont Mckenna College California

27

ミリタリーアカデミーウェストポイント(陸軍士官学校)

United States Military Academy New York

28

ライス大学

Rice University Texas

29

ベイツ大学

Bates College Maine

30

南カリフォルニア大学 (USC)

University of Southern California California


出典:Forbes America’s Top Colleges

”US News & World”や”Forbes”のランキングは、学生や保護者が大学選びをするときの参考にされることが多いです。

ランキングを参考にそれぞれの大学の学習内容、場所・気候、学校の大きさ、キャンパスライフ、授業料などを調べたりできるので、便利ですから。


ただランキングは大学マーケティング活動にも使われていたりということもあるので、あくまでも参考として、実際に自分に合う学校は自分で探すことが大切です。


夏休みはそのいいチャンス!

気になる大学が見つかったら、実際に大学を訪ねてみましょう。









062219_college MIT_advice-advise-advisor-7096_pexels

マサチューセッツ工科大学(MIT)に入学したいけれど、どうしたら合格できるのだろう?どんな人が合格しているのだろう?

そういう疑問をもっている高校生やその親御さんは多いと思います。


カーンアカデミーのサル・カーン(Sal Khan)さんが、MITのアドミッションディーンのステゥ・シャマール(Stu Shamall)さんに、わたしたちと同じような疑問を質問をしています。


本記事は、シャマールさんが語っている『MITに合格するために必要なことを』を、カーンさんのYouTubeからご紹介します。

YouTubeには英語字幕だけだったので、引用には抄訳をつけています。


■もくじ

1. MITに合格するために大切なこと

2. 競争力のある受験生になるために必要なこと

3. 合格している人はどんな人


1. MITに合格するために大切なこと


MITに合格するためには、とにかく自分の才能、優れているところを、大学にわかってもらうことが大切です。


MITのアドミッションのシュマールさんは、どんな学生を合格させたいかについて以下のように答えています。


We think about trying to enroll students that are going to succeed academically on our campuses, who are going to be well-matched to our institution, so that the kinds of things that motivates those students, that get them excited, are the things and the culture on our campus.


”われわれはMITの校風に合い、学業も優秀な学生に入学してもらおうと思い、その学生にわれわれのキャンパスで意欲をもって、新しいことにチャレンジをしてもらいたいと思っています。”


さらにシュマールさんは、次のように続けます。

And then we think about what kind of contributions that those students might be able to make to our campuses, which might mean any particular kinds of talent that they have, but also how engage they're going to be in the life of the university.


”そして合格してもらいたい学生が、MITに入学したら大学生活の中で、自分の持っている才能を生かして、どんな貢献をしてくれるだろうかということを考えています。”


MITに限らず、アメリカの大学の入学試験は、SATなどの統一テスト、GPA(学校の成績)、ボランティア活動、クラブ課外活動、出願時に提出するエッセイ、面接、推薦状などから総合的に合格を判断されます。


成績だけではなく、高校時代にどんなことことに興味をもっていたのか、そしてどんなチャレンジをしたのかが、大切です。


それによって、その学生を入学させると、大学に入ってからどのように活躍して、貢献してくれるかを考える判断の材料にしてもらえるからです。



2. 競争力のある受験生になるために必要なこと

MITやアイビーリーグに受かるためにはGPAは4以上、SATで高得点をとり、スポーツなどの課外活動やボランティア活動も一生懸命にやらなければならないといわれています。


その点についてカーン・アカデミーのカーンさんが


”MITに合格する条件として、5つか6つのAPクラス、SATの高得点、クラスでトップのパーフェクトなGPA、3、4のクラブでバイスプレジデントかプレジデントをするとか、(オーケストラの)シンフォニーの演奏で第一バイオリンを務めるとか、それらが競争力のある学生をつくるといわれていますが、本当ですか?”


と聞いています。


それに対してシュマールさんは


I think the things that you've just described are components that a

certain student might have as part of their application. It is not the first way that we think about evaluating students.


”それらはアプリケーションの中の一要素ではありますが、学生を評価する一番のポイントではありません。”


と答えています。


APクラスの数、SAT、ACTの点数、GPAの成績、課外活動の内容は、入学するための評価のポイントではありますが、それらがすべてではないということです。


That is really the lens that we're looking through and students can manifest those things and demonstrate those things in different ways.

”だからアプリケーションプロセス(大学入試の過程)は、受験生が自分の才能を持っていて、いろいろな方法で、表現して、説明する、それを通して学生をしるレンズのようなものです。”



シュマールさんはアドミッションプロセスをどんな学生かをしるためのレンズにたとえています。


GPAやSAT、ACTで好成績を取り、大学の授業に必要な学力があることは大切ですが、それだけでなく、アドミッションプロセスの中で、さらに自分の得意分野、才能をアピールして、いかに大学に入ってから自分は活躍できるか、いかに自分を入学させたほうがいいのかを大学側にわかってもらうことが大切です。



3. 合格している人はどんな人

それでは合格するためにはさらに何が必要なのでしょうか?


同じことの繰り返しになりますが、学業だけでなく、自分の興味のある分野で、実際にプロジェクトとして、時間や能力を使って、実際に自分でやってみることが大切です。


シュマールさんは、次のようなことも言っています。


I think students also really need to leave themselves time and capacity to pursue more independent projects.

Independent I don't mean by themselves. Independent projects could mean with other people certainly.

But these other projects that allow students to use some creativity and independent thought and coming up with some new and interesting things and whatever topics interest them. Those are the kinds of things that we also really like to see students submit as part of their application.


”学生は時間と能力をもっと自分のプロジェクトに使うべきです。創造性と独自の思考を使って、新しく興味のあること、それはなんでもいいので、忙しくても時間を工面して、やってみることです。
わたしたちは、アプリケーションの中で、それを知ることができるのを、とても楽しみにしています。”


学校の成績やテストの結果だけではなく、そのほかの部分でなにに情熱をもち、なにをやったのかという部分が、強いアプリケーションの学生と作るということでした。


もしAPクラスがない場合は、地元の大学で授業を受けるとか、数学の得意な生徒はマスコンペティションに参加してみたり、オリンピアードプログラムをやってみたり、本当にいろいろです。


とにかく自分の能力を実証することなんでもいいからやってみる、そしてそれをアプリケーションプロセスで大学側にアピールして、いかに自分がユニークで、活躍できる人物であるかということをわかってもらうことが、大切ということでした。

アメリカの大学入試は、日本のように入学試験の成績だけで、合格が決まるわけではないので、大変です。

でも大学側もテストの点数だけでなく、手間と時間をかけて、いろいろな面から、いかに大学に貢献できる学生を選ぶかと真剣なことが、よくわかりました。

アメリカの大学は入るのは簡単で、卒業するのは難しいとかいわれたりしますが、決してそんなことはなく、有名な大学は入学するものとても大変です。



↑このページのトップヘ